中1・2年生の高校受験
「受験勉強は3年生になってからでいいのでは?」 その考えに反対するつもりはありません。 中学校生活において中1・2年生の高校受験〜それら以外にも大切なことがたっくさん。 友達や部活・・・どれも大切にして欲しいと。。 (家庭教師の意見とは思えん〜) 「もう少し早く始めていればよかった・・・」 お子さん、保護者の方とお話ししていると、こういう声もよく聞きます。やはり中1・2年生からでないと遅れてしまったという思いしてる方々も多いよう。 内申点なんかもございますし… |
【 1.入試問題の比率は? 】
高校受験の入試問題において出題される問題の学年別の比率は、1年・・・35%、2年・・・45%、3年・・・20%(地域や学校によって多少異なる)といわれています。 意外なことに、中学1・2年から約80%も出題されている。もちろん、3年生になって1・2年の復習をできないわけではありません。しかし、3年の授業も進んでいってしまう上に、1・2年の復習も絡めるわけですから、勉強の負担は当然増えていきます。これでは勉強好きならともかく、嫌いな子はギブアップです。 「もう少し早く始めていればよかった・・・」こういうときに思うのかもしれません。
【 2.中1・2年生の高校受験とは言え部活や課外活動で忙しい子は? 】
部活や課外活動などをやっている子は、そちらに取られる時間が多く、勉強する時間を取れるかが問題です。しかも、運動部等でハードに動いていれば疲れも出ます。 毎日何時間も勉強したり、塾や家庭教師を週何回もやることは出来ないのではないでしょうか?
では、それは仕方ないのか?
もちろん、塾や家庭教師をやらなくてはいけないわけではありませんが、そのまま放っておけばテスト前に大変なことになってしまいます。部活をやっている子・やっていない子、課外活動をやっている子・やっていない子、それぞれの事情を考慮して試験問題を作ってくれるわけではありません。 高校受験においても、1年生の内申点から重視することを考えると無視するわけにもいきません。 そこで、忙しければ忙しい子ほど効率のよい勉強方法を身に付ける必要が出てくる。
【 3.中1・2年生の高校受験での環境作り(親の役目として) 】
「勉強の習慣は環境によって作られる」と言われています。確かにそうなのだろうと思います。 ただ・・・ 勉強の環境作りとは、いったいどんなものなのか?具体的に表現しようと思っても難しいのではないでしょうか? 気が付くと「勉強しなさい!」と言ったり言われたり、成績が悪かったときに怒ったり怒られたり・・・中学生の反抗期を考えると、このやりとりで環境が整えられていくとは考えづらい。 お子さん達はやる気がないわけではありません。 やった方がいいに決っている、悪いよりいい方がいい、そう思っているはず。 ただ、「勉強方法がわからない!」「やり方がわからない!」といった理由でできないお子さんがほとんどなのです。 まずは、頭ごなしに決め付けて怒るのではなく、お子さんの目線に立ってあげて何故できないのか一緒に考えてあげて下さい。 そして、本当にお子さんが困っていることを解決できる勉強方法を見つけてあげることが、中1・2年生の高校受験での環境作りでありバランスを整えていくことになると思います。
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